25日、とやま薬草同好会総会に出席してきました。
富山県薬用植物指導センターにて。

去年の活動報告や今年の予定など、総会は無事終わり、メインの講演会「三重県鈴鹿地区における薬草栽培と産業推進化について」鈴鹿医療科学大学の岩島誠先生のお話です。

鈴鹿市では現在、根が生薬になるシャクヤクを50a栽培してます。鈴鹿産のシャクヤクを使って、消臭効果のある成分を生かした商品開発と販売をスタートされたとのこと。産学官が連携した事業です。
何よりも、まず農業者の収入を増やすことを第一に考えるということをお話から始まりました。なぜ、大学の先生がそんなに農家側に立ってくれるのか・・・なかなかそんな方おられません!スバラシイ!(◎o◎)
根が育つまで年月がかかるシャクヤク。それまで、お金が入らないからとボーっとしているのではありません。花には強力な消臭効果があるそうです。葉にも含まれているそう。
花と葉からの抽出液を使って、いろいろな商品開発を行っているそうです。現在はその抽出液を染み込ませた消臭効果のある学生服の販売をされているとのこと。

当日は、栽培されている農家さんと、抽出液を作っておられる企業さんと、鈴鹿商工会の方も来ておられました。
直接お話を聞いてみると、家庭でも消臭エキスを手作りできるようです。ほーっ!・・・今咲いてるウチのシャクヤクで作ってみよう!うんうん!
鈴鹿市産のシャクヤクは、これから生産を拡大し、ブランド化、市場規模拡大へと進んでいく予定・・・とのお話でした。・・・富山ではどうなってるのかな?
それにしても何度も先生が言っておられました。「うまく農家さんに儲けていただくシステム作りを・・・」と。いろいろな農業関連の講演会などへ行きますが、研究側の人がそういったことを熱く語るのを聴くのは初めでした。岩島先生スゴイ!・・・そこばっかりか!

講演会の後は、センターのシャクヤク畑を見学。今が見ごろです。
← 薬用種「梵天」の白い花の中に、違う品種のピンク色、ミッケ!
薬草植物指導センターでは、とやま薬草同好会の会員を募集中ですよ。こういった薬草関連の最新情報が入手できます(^^) 育て方や活用法、薬草見学会などもあります。ちなみに年会費はお手軽価格の1500円。地味で気軽なこの同好会が私は好きです(^^)/