4日、とやま薬草同好会の「春の例会」に参加。富山県薬用植物指導センターにて。
毎年この時期の例会は、体験交流の発表会。薬草文化について、身近に感じたことや体験したこと、専門的な情報まで、会員の意見の交流の場となっている。
今回、私は「薬草ガーデンの提案」について、発表(^^ゞ
「たくさんの人の心と体をハーブで元気にしたい」と理念を掲げて始めたハーブ生産農家だけれど、何をすれば、一番近道なのか?・・・それは、薬草を取り入れたガーデニングを広めることではないかな・・・と思うのです。
富山県では、県の花「チューリップ」は、たくさんの家庭に普通に植えてあります。そんなチューリップのように薬草が普通にどこの家にでもあるようになれば・・・と思います。
「富山県=くすり」、薬草文化が発展してきた富山県には、この薬用植物指導センターや和漢医薬学総合研究所など、他にはない技術や情報があり、薬草については、他県には負けない!・・・そんな富山県だから、県民は薬草をもっと身近に感じて楽しめばいいのでは!という提案です!
指導センターや研究所の最新情報や技術、県内の園芸農家や花屋さん造園屋さん、NPOや企業、行政との協働し、薬草ガーデンに取り組むことで、ソフトもハードも充実したものになるはず!富山県にしかできない「富山型の薬草ガーデン」が発展することでしょう。
自分のお気に入りの薬草を育てて、活用して、楽しむ生活が、たくさんの人に広がることで、健康な人が増えるでしょう。心の病気も少なくなり、自殺対策にもつながるかもしれません。
元気な人が増えれば、富山県が元気になることでしょう。富山県が元気になれば、他の県にも広がるかも。富山県のイメージアップ、配置薬の売り上げ、観光業にも貢献できるかもしれません。
(・・・話が大きすぎますか?結構本気なんですけど(^^))
民間薬にもなる雑草から、生薬になる植物、西洋のハーブ、薬草だけでなく、野菜や果樹、一般の園芸植物も一緒に楽しむ庭。農薬は使わず、小さな生態系がわかる庭。ただ一列に同じ植物を植えるのではなく自然風に混植した庭。そんな庭が薬草ガーデンとして理想です!
漢方では、病気まではいかない不調を「未病」ととらえ、改善するものです。「薬草ガーデン」を楽しむ生活があれば、きっと未病を自分で改善できるでしょう。
まずは身近な地域で「薬草ガーデン」を広めていきたい・・・そう思うのです!!