19日「漢方医学と生薬」の第7回講座に参加。NPO法人富山のくすし主催。富山県教育文化会館にて。
今回は「更年期障害」について・・・富山大学和漢医薬学総合研究所のお二人の先生の講義。
「更年期障害の漢方治療」 柴原直利先生
更年期障害は他人事ではない年齢の私(-_-;) 一般的には更年期は閉経前後の5年間で45~55歳くらい。早い人は35歳から、そしてもうないかもと思ったら60歳でもあるらしい。
一つだけでなく、様々な症状が出てくるのが更年期障害。ほてり、汗をかきやすい、冷え、動悸、不眠、イライラ、憂うつ、頭痛、めまい、吐き気、疲れやすい、肩こり、腰痛などなど。私も肩こりや腰痛が!・・・野良仕事が原因ですけど(ToT)
治療は、婦人科では、ホルモン補充療法と漢方療法を一緒に使われることが多いとか。
漢方薬は、一つのものにしか効かない西洋薬と違って、原因が複数ある場合にいろいろな方向に効く! よく使用される漢方処方5種類の違いを私なりに理解した。私にはきっと当帰芍薬散が効くようだ。まぁまだ症状出てないけど(^^ゞ
「更年期障害に使用される生薬の解説」 伏見裕利先生
柴原先生の講義で出てきた漢方方剤の中の生薬について と、鉱物に由来する生薬のお話。
当帰(トウキ)をはじめセリ科の植物はたくさんある。セリやミツバ、フェンネルやコリアンダー、セロリもみんなセリ科。香りもよく、普段から食生活に取り入れるといいらしい。他、芍薬(シャクヤク)や桂皮(ケイヒ)など、植物や動物のどこを使うのか、何に効くのかなど、覚え切れないくらい・・・(^^ゞ
今度は鉱物について。えー石でしょ!?石が病気に効くのかな~って感じですが、古い中国の時代から使われ現代まで受け継がれています。雲母(ウンモ)や石膏(セッコウ)なんて、園芸用品じゃないですか(^^) 竜骨(リュウコツ)は、大型ほ乳動物の化石化した骨!?ってどう効くの?と思うけど、カルシウムといわれれば、なるほどそうね(^^ゞ
今回も休憩タイムのお茶は「ハーブガーデン平田」でご用意させていただきました。
漢方の生薬「ケツメイシ」をメインに、カモミールとレモングラスをブレンドしました。西洋ハーブとのブレンドも合うんです(^^)v もちろん全て農薬・化学肥料不使用で栽培した安心な薬草です!
畑から、レモングラスとケツメイシ、ちょうど季節外れに咲いていたカモミールの実物もお持ちしました。何人も「おいしいわ」といっていただけました。・・・薬草好きの方々の集まりにお出しするハーブティーは緊張します(^^ゞ